女であることがうれしくないと思ってたむかし
わたしは子ども時代〜20代後半まで、
自分が女性であることがあまりうれしくなかった
胸がふくらみだし、
生理がはじまって、
なんだかいままでの自分の体ではなくなっていく感じ?がしていた
初潮が来たとき、いまでは初経というらしいけど、母がお赤飯を炊いた
そのことで父親にも兄にもわたしが生理が来たことがばれてしまったじゃん!とわたしは内心かなり怒ってた
いらぬ質問をしてくる父の言葉をどう平常心でかわそうかと必死だった(クラスではどれくらいの子がもうなってるの?とか聞かれて・・)
こういう思いをした同年代の女子はおおいのではないか
母親としては娘の成長を祝ってということで、ひなまつりとか端午の節句的な感じだったのだろうけど、そんな思いはこちらにはちっとも伝わらなかった・・
昭和時代のお母さんってそんな感じでしたよね
ブラをつけるのも気恥ずかしく、
まあまあな大人になるまでスポーツブラ一辺倒!
20代に入るとスカートをはくことがいやでいやで仕方なく、いつもパンツスタイルでした
思い起こせば女性性をはじめて教えてもらったのは小学校4年生の保健体育だったと思う
女子だけ体育館に集められ、保健の先生から生理について教えられた
いままでまったく知らなかったことだったので(母親の生理はときどき目にしていたけれどそれがなんなのかは全くしらず)、意外とワクワクした気持ちになった
生理が急にきたらたいへんだからってことで、ナプキンや生理用ショーツを用意しましょうみたいにレクチャーを受けた
家に帰り母に「すぐに用意しなくっちゃね!」とまるで遠足のおやつを買いに行くような気持ちで報告し、近所の薬局に買いに行った
ただその保健の先生からの話でも、母の対応にも、そこにはどこにも女性性に対してすばらしいとかよろこびとかかけがえのないもの、みたいなイメージは一切なかった気がする
なにかあまりおおっぴらには言っては行けない感じとか、
女子だけ集められてあとから男子に「なにがあったの」とか聞かれて答えにくかったこととか、こっそりといけないようなことをしている、わたしのなかにはそういうものの一端があるみたいな罪悪感のようなものがあったように思う
クラスの女子で体が大きい子がいたのだけど、その子が4年生のプールで着替えてるときに生理がはじまってしまい、大騒ぎになった
そのとき「なんかたいへんなことなんだ、はずかしいことなんだ」と思ってしまった
正しい知識を教えてくれる人もいなかった
これ、どうにかせんといかんと思いませんか?
だってそれほんとじゃないから
現実的に対応することを教えるばかりでなくて、あのときもっと本質的な生きるよろこびみたいなメッセージを伝えてほしかったと心から思うのです
わたしはいま、こんなブログを立ち上げているわけですから、その後の大きな価値観のパラダイムシフトが起こったのですが、それはまた今後書いていこうと思います
ただわたしが思うのは、なにかあたらしいフェーズに入った人には、その世界にどんなに大変なことやつらいことが待っていると先人としてわかっていたとしても、そのことばかりをフォーカスするのではなく、まず全身全霊でその人をあたたかく迎えて、祝福してあげたいと思うのです
それにネガティブなことばっかりじゃないんだし、ポジティブなことに目を向けていたいとわたしは思う
これは初潮が始まった女の子に対してだけでなく、初めて妊娠した女性、初めて出産した女性にもそういう気持ちで接したいと思っているのです
かつてのわたしがそうしてもらえたらほんとうによかったなーーーと思うところから来ている気持ちです
同じ轍を踏んでほしくないから